外壁塗装の艶の違いと選び方を徹底解説

2025年06月06日

満天日記

外壁塗装における艶の重要性とは？

外壁塗装を検討する際、「どの塗料を使うか」「色はどうするか」だけでなく、意外と見落とされがちなのが「艶（ツヤ）」の選び方です。

塗料には、ピカピカとした艶ありから、落ち着いた艶なしまでさまざまなバリエーションがあり、それぞれにメリット・デメリットがあります。

また、艶の選び方ひとつで外壁の印象や耐久性、汚れにくさが大きく変わってきます。

この記事では、艶あり・艶なし・3分艶・5分艶・7分艶などの違いをわかりやすく解説し、あなたのお家に最適な艶の選び方をプロ目線でご紹介します。

外壁塗装における「艶」とは？

外壁塗装における「艶（つや）」とは、塗膜の表面がどれだけ光を反射するか、つまり「光沢度」を表します。

艶の有無によって外観の印象や耐久性、汚れやすさなどが大きく変わるため、塗装計画では重要なポイントとなります。

艶の種類と分類

艶の種類	光沢度（参考）	見た目の特徴
艶あり（フルグロス）	約70%以上	ピカピカした光沢があり、反射が強い
7分艶	約60～69%	やや艶を抑えた光沢、落ち着きもある
5分艶	約40～59%	半光沢、程よくマットで艶も感じる
3分艶	約20～39%	落ち着いたマットな印象
艶なし（全消し）	約10%以下	完全にマット、自然な質感

艶あり塗料のメリット・×デメリット

◎艶ありのメリット

✅ 耐候性・耐久性が高い：滑らかな表面で汚れが付きにくく、紫外線や雨風にも強い。

✅ 美観が長持ち：ツヤ感によって色褪せを感じにくく、新築のような印象が続く。

✅ 掃除しやすい：雨で汚れが流れ落ちやすく、手入れが簡単。

×艶ありのデメリット

❌ 経年で艶が落ちやすい：塗装から数年で艶がなくなり、劣化が目立つことも。

❌ ギラつきが気になる：見る人によっては「テカリ過ぎ」と感じる場合も。

❌ 下地のムラが目立つ：光の反射で補修跡や凹凸が強調されやすい。

艶なし塗料のメリット・×デメリット

◎艶なしのメリット

✅ 落ち着いた仕上がり：マットな質感が和風住宅やナチュラルデザインと好相性。

✅ 補修跡が目立たない：反射がないため、下地のムラが見えにくい。

✅ デザイン性が高い：重厚感があり、景観に調和しやすい。

×艶なしのデメリット

❌ 汚れが付きやすい：ざらついた表面にほこりやコケが付着しやすい。

❌ 防水性がやや劣る：艶ありに比べて撥水性が弱く、メンテナンス頻度が増える可能性も。

3分艶・5分艶・7分艶とは？中間艶の特徴

艶ありと艶なしの中間にあたる「3分艶」「5分艶」「7分艶」は、それぞれのメリットを程よく兼ね備えています。

7分艶：艶ありに近いが、控えめで上品な印象。耐久性も高め。

5分艶：最も人気が高い艶。落ち着きと光沢のバランスがよく、どんな家にも合いやすい。

3分艶：ほぼ艶なしに近い自然な仕上がり。マット感を求めつつも、少しの耐久性も欲しい方向け。

【写真解説】艶の違いでここまで変わる！ビフォーアフター比較（イメージ）

艶あり（フルグロス）

新築のような光沢感とパリッとした明るさ。

7分艶

艶ありほどではないが、上品な艶と高級感がある。

5分艶

光をほどよく反射。落ち着きと華やかさを両立。

3分艶

反射は少なく、自然でナチュラルな印象。

艶なし

完全マット。重厚感があり、落ち着いた佇まい。

艶選びのチェックリスト

質問	おすすめの艶
汚れに強く、長く美観を保ちたい	艶あり・7分艶
掃除の手間を減らしたい	艶あり・7分艶
家の印象を明るくしたい	艶あり・5分艶
落ち着いた印象にしたい	5分艶〜艶なし
周囲の景観に配慮したい	3分艶〜艶なし
和風住宅に合う仕上げにしたい	艶なし〜3分艶
補修跡を目立たせたくない	艶なし〜5分艶

どの艶を選ぶべき？選び方のポイント

外壁材との相性：モルタル・木目調サイディングには艶なしや3分艶が合うことが多い。

周囲の家との調和：艶が強すぎると周囲から浮いてしまうことも。

メンテナンス性を重視するなら：艶ありまたは5分艶が◎。

まとめ：艶の選び方で外壁の印象は大きく変わる

外壁塗装の艶は「見た目」だけでなく、「耐久性」「メンテナンス性」「デザイン性」にも大きな影響を与えます。

迷ったときは、最もバランスの良い5分艶を選ぶのが無難です。

ただし、お住まいのデザインや周囲の環境、将来的なメンテナンスコストを考慮して選ぶことが大切です。

その艶、後悔しませんか？

塗装の仕上がりは艶で決まる——最適な艶選びで、納得の外壁リフォームを！

外壁塗装の「艶」で迷ったら、まずはプロに相談するのが安心です。

満天では、艶の違いがよく分かる実際の塗装サンプルをお持ちして、現地でのご提案が可能です。

ご自宅の外観や周辺環境に合わせて、最適な艶をご一緒に考えましょう。

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